KeePass を使い始めて30分

KeePass Password Safe というパスワードマネージャ。ダウンロードページに Classic Edition と Professional Edition があって少し戸惑う。だって後者は金とられそうなネーミングじゃないか。要するに v1.* と v2.* の差らしいが。ちなみに、わたしが落としたのは Professional Edition の Portable KeePass 。インストーラ嫌いなので。

パスワードジェネレータ*1もついているし、自動入力機能もあるし、暗号化はもちろんするし、コレはいいかも。データベースのマスターキーもパスワード、キーファイル、 Windows アカウントと選り取り見取りな組み合わせ。データベースファイルさえ同期させておけば、どこでも使用可能。 GUI のデザインも悪くないと思う。

日本語化もできる。でもカナはすべて半角にされていたので、見た目を重視する方は注意が必要かもしれない。

ちなみに、わたしが手間取ったのは、 Auto-Type におけるエントリと対象ウェブページの紐付け方法。「ユーザIDは入力されるけどパスワードは空のまま、『ログイン状態を保存する』チェックまでフォーカスが移動するのは何故だらう」という悩みだ。ユーザIDフィールド、パスワードフィールド、ログイン状態の保存チェックボックス、 submit ボタン程度のフォームで。エントリ編集ウィンドウは Auto-Type タブにある custom sequences for specific windows に設定を足してみたり消してみたり、 default sequence を上書きしてみたり。ナニをやってもダメ。

そこで Google 先生にお伺いを立て、さらに適当に試行錯誤した結果、エントリのタイトルとウェブページのそれを合わせて、なおかつコンテキストメニューの Perform Auto-Type (Ctrl-V) ではなく、対象ウェブページで Global auto-type (Control, Alt + A) を使用するのがコツのようだった。タイトルを合わせたくない場合などは custom sequences を設定すれば良さそう。エントリの URL は関係ないもよう。ウェブページにしか使えないわけではないからな。つまり主原因は Perform Auto-Type を使おうとしていたところか。なぜ動作しないのだろう。何か勘違いしているのだろうな、わたし。

コレはフィッシングサイトにもパスワード入れてしまうな、とも思ったが、タイトルバーしか見ないような方はどちらにせよ手入力で情報を流出させる気がするから、別にいいのか。

そうそう、ブラウザは相も変わらず Firefox 3.5.8 。

あと、記号を含めたパスワードを auto-type した際にログインできないこともあった。ドラッグ&ドロップでの入力は上手くいくのに。

*1:少なくともエントリ編集ウィンドウから呼び出した場合、OKボタンの押下でパスワードフィールドの内容を置き換えてくれてしまう点に留意しよう