某スープカレー屋にて。

本当は餃子を食おうと思って最寄り駅の隣で降りたんだが、目当ての店は残念ながら定休日だった。この店、入ったことこそ無かったが月に1度は前を通るので、営業時間くらい確認しておけよと反省した。あぁ麗しの担々麺。

それはもう仕方が無いので軽やかに歩き去り、同じく月に1度は前を通るが入ったことのないもう1軒で食べるコトにした。

こちらはスープカレー屋である。チェーン展開しているらしいが、わたしはこの店舗に限らず、このチェーン自体を訪れたコトはない。

味はごくごくふつーであった。ひときわ旨いわけでも不味いわけでもなく、あぁそうだね、という感じ。値段も同様。わざわざ来る必要は無い。近くを通りかかった瞬間にスープカレーが食いたかったら入るかもしれないね、というところ。あ、届いたスープはぐつぐつ煮えてた。上あごの裏を軽く火傷したぐらいにあっつあつ。熱々が好きならお勧めしよう。

ただ、ひとつ。

店員が、客から「ご飯ってこれ、普通の量はどれですか?」と問われて、「お客さまの普通は判りかねます」って答えやがっていた。そりゃそうだけど、そうじゃないだろ。

スープカレー屋でよくある、ご飯の量を選べるシステムだったんだがラインナップが小・中・大・特盛りで、大以上は追加料金が掛かるため、確かにちょっと考えたら十中八九ぐらいの確率で中がデフォルトサイズであろうと判断できるだろう。でも、もしかしたら中は1段階目なので増量無料という可能性だって無くはない、はずだ。たぶん。

よっぽど、すでに届いてたわたしの皿を見せて「これが中だそうですよ」ってやろうかと思った。口いっぱいに鶏肉が入ってなかったらやってた。

初めて入るスープカレー屋では、“この店の標準の辛さ”で先ずは食べてみたいんだ。そのため、「普通の辛さってどれですか?」と聞きがちなので気に入らなかったかなぁ。実際その店でも、わたし、その質問をしているし。……ただ、それには「2〜3ですね」って返事だったけれど。ヒトが違ったのか、モノが違うからか……ううん……。