変わり者。

一緒にごはんを食べていたら、云われた。

「わたし、変わってるから」

別にこれ一言だけだったのではなくて、変わってるからこういうことがあって、それでね、って話だったんだけども。

わたしは、そのヒトが変わってるとは別に思ってなかった。考えてみれば確かにそのヒトはわたしの持つ女性というステレオタイプに当て嵌まりはしない。事情があるとはいえ化粧もしないし、趣味はアウトドアで冒険家って印象さえ受けるし、家事は勿論するみたいだけど話題にあがるコトはほとんどないし。でも、変わってるとは思ってなかった。そういうヒトなんだなってだけで。

変わってるって何だろう。よく分からない。けど、分からなくて好い気もする。下手に分かってしまったら、それから誰かを「変わってる」って思うかもしれない。それは好きじゃない。……たぶん、話者の当たり前や常識からずれてるって意味だろうとはうすうす感じてるし。

コレについては自分の考え方を好意的に感じているので、このままにしておく心算である。