知らないからこそ行ってみるのもいいんじゃないか

ロックフェスティバルって、知らないアーティストもいるからいいと思うんだ。

たまに「知ってるアーティスト少ないから行かない」とか聞くのでね。「好きじゃないアーティストしかいない」「知ってるアーティストが1組もいない」「さらさら興味ない」等なら、わざわざ高い金を払って行く必要は全くないとわたしも思うのだけれど、知ってるアーティストが少ないから行かない、のは一寸もったい無いと感じる。もちろん目当てのアーティスト数、消費時間、体力、財力を計算してマイナスと判断したのであれば当然とも思うよ。

実は今回わたしが聴いてきた中に、曲と曲名と名前が一致していたアーティストは1組しかいない。 DOES 。スカパラでさえ曲名を知らない。ちなみに名前を知っていたのは、スカパラ上原ひろみ、 OKAMOTO'S 。 OKAMOTO'S はベーシストの出自が一時期ネットで取り沙汰されていたおかげ。ってか DOES はちゃんと聞けてはなかったしな。 DOES ってバンド名の読み方が解らなかったしな。

そんなわたしでも堪能できた RSR 。知らないアーティストばかりの時間は、好きな傾向のステージ側で飲み物でも飲んでいればよいと思う。だって音楽好きの祭典なんだろ、アーティストびいきのソレではなくて。生演奏を聞きながら飲食なんて贅沢じゃないか。そうして今まで知らなかった中に、好い方々が見つかれば僥倖じゃないか。

テントサイトから全く離れない方々もいたらしいぐらいにね。それはそれで微妙だけれど。

ちなみにリア充の祭典かと問われれば……まぁ、否定はしない。そうなんじゃないかな、どうせ、たぶん。でもそんなモノを視界に捉えてる暇があるならライヴを観ようぜ、気にならなくなるから。

ただし「これ観終わったらあっち始まってるよね、こっち途中で抜け出してあっち行こうかー」なーんて、ステージ前中央はヒトの目の前でいちゃついていたカップル、お前らは爆発しろ。だったら最初から端で聞け、アーティストに失礼だし周りにも邪魔だろうが。