告白

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

子が死んだ過程を推測した母。夢を見る娘。思いやりに溢れる母。大切に育てられた子。努力し続けた子。ごく普通に歪んだ母子が織り成す謎めいた愛憎劇。

特別ではない、ありふれた環境ゆえの恐ろしさを感じた。無意識に支配やコントロールを行う。思い込みと勘違いでレッテルを貼る。やる必要のないことと、やらない方が佳いことは違う。擦れ違いはいつでもどこにでもあって、それに気付かないか、気付くか、はたまた利用するのか。

伝えても伝わらない哀しみ。意図しない意味で受け取られる辛さ。足りないのは、過ぎるのは、言葉か行動か。

とりあえず牛乳に相談だ。

ところで副担任って制度はなくなったのだろうか。担任のように専任ではなくとも、全国どこにでも居るものだと思っていたのだが。