SNS と公開範囲とプライバシーと

うっかり多くの人がやってしまう、「情報デリカシー」が欠けた行動として個人的に思っているのが、勝手に人の電話番号やメールアドレスを他人に教えるというものです。

あるある。同じ会社の人間だからって勝手に電話番号を教えられて驚いたことがある。しかも教えたという事実はわたしに知らされなかった。結果として、知らない番号から急に連絡があったことになる。出ねえよ。

それはそれとして、昨今は mixi だの Facebook だの Google+ だのと、 SNS がそこかしこに溢れている状況だ。それら全てを使いこなすヒトもいるだろうし、いくつかだけを使うヒトもいるだろうし、全く使わないヒトもいるだろうし。

そして最近では、繋がっている相手を何らかの方法でグルーピングし、各種投稿の公開先をグループ単位で選択できることも多い。この投稿は同級生のみ、この投稿は同僚のみといった調子だ。

つまり、同じ相手と同じ SNS で繋がっていても、同じ情報を共有しているとは限らないということだよな。

例えばアリスが公開したとある投稿について、同級生でかつ同僚のボブは読めるが同僚でしかないクリスにはその権限がない場合などを想像してみよう。ボブが何の気なしにクリスへ話したときの気まずさを。

投稿が誰へ公開されているか確認できる SNS もあるだろう。そういう機能があれば、まずそれを確認するのも悪くないだろうな。しかし、 SNS の話題は SNS で閉じるのがより簡単かつミスのし難い手段だと思う。

なので、場によっては SNS なんて知らないよって顔をするかもしれないけれども、そ、そういうことなんだからねっ。別にあんたに興味が無いわけじゃないんだからねっ。