魔術王事件とロシア人の名前
- 作者: 二階堂黎人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/10/07
- メディア: 新書
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「そして、その雇った潜水夫の中に、メフィスト──ボリス・ニコラエヴィッチ・プーシキンの祖父がいたんだ。彼は子連れで仕事に来ていて、その子供が、後にボリスの父親になる」
引用全文はリンク先を参照してもらいたい。気に障った点はつまり、ボリス・ニコラエヴィッチの父親はニコライのはずであるということ。ミハイルの息子はミハイロヴィッチになるであろうこと。
本自体の感想としては、良くも悪くも期待を裏切らない二階堂蘭子だった。安心して安定した文を読めるのは割とありがたい。