魔術王事件とロシア人の名前

魔術王事件 (講談社ノベルス)

魔術王事件 (講談社ノベルス)

「そして、その雇った潜水夫の中に、メフィスト──ボリス・ニコラエヴィッチ・プーシキンの祖父がいたんだ。彼は子連れで仕事に来ていて、その子供が、後にボリスの父親になる」

引用全文はリンク先を参照してもらいたい。気に障った点はつまり、ボリス・ニコラエヴィッチの父親はニコライのはずであるということ。ミハイルの息子はミハイロヴィッチになるであろうこと。

本自体の感想としては、良くも悪くも期待を裏切らない二階堂蘭子だった。安心して安定した文を読めるのは割とありがたい。