ボーダーランズ2、不着

こいつを買った。トレイラー見てみたら面白そうだし、友人もやると云うので Amazon で予約して。

そして発売日を迎えて数日、高鳴る胸を押さえながら何度も注文履歴を確認するうち、ステータスが「配達完了(メール便の場合はポスト投函いたします。詳しくはこちら) 」となっているコトに気付く。ボダラン2以外も同時に注文していたのだが、それ以外は全て発売中の商品だったため既に到着している。

これはメール便なのだろうと考え、ほぼ諦めていた土日にボダラン2を楽しむというプランに現実味を覚えながら帰宅して、集合受け箱を覗き込む。ない。

部屋の新聞受けだろうかと思い、自室へ入って受け箱を開く。ない。

ない!

ぶっちゃけ郵便物を溜めがちなので折り込みちらしや小売店からのダイレクトメールなどが多くあり、紛れ込んでわたしが気づけていないだけなのかとも心配したが、いくら何でもあの段ボールを見逃せるわけがない。

Amazon の配送状況によれば、配送業者は Japan Post である。まだ受付時間内だったのでお問い合わせページを参照のうえ電話をかけると、担当郵便局から翌日直接連絡させるとのこと。連絡して欲しい時間を聞いてくれるのは好評価。

そして次の日。指定した時間になり、郵便局員と思われる方から電話があった。

配達人本人ではないようで、聞き取りを行ったところ確かに集合受け箱へ配達したはずだと云う。想像どおり過ぎて裏切られたい心を抱きつつ、誤配の可能性を疑って鍵はついていたか、中は空だったかいろいろ入っていたかなどを尋ねるが特に誤りはない。

ちなみに、この遣り取りの途中、伝達役をしていても仕方ないと思ったのであろう、最初にかけてきた方から配達人本人とおぼしき人物に相手が替わった。それは問題ない。わたしも「本人が電話に出た方がいいのにな」とか思っていたし。問題あるのは、「電話を替わります」とも云わないし「お電話替わりました」とも云わない点だ。「ちょっと待ってください」の数秒後に違う声でただ「もしもし」と云われても。学生時代のわたしでもそれくらい気付くぞ、ちょっとは2時間モノのサスペンスドラマとか見てみろ。

ともかくも当たり前に「配達した」「ない」の応酬になったので、話しても無駄だなと思い電話を切る。終わり際に「何かあればまたお電話ください」とは云われたが、何もねえよ。

無事に荷物が紛失した事実が発覚したので Amazonカスタマーサービスへ連絡する。ヘルプページにある「カスタマーサービスに連絡」ボタンをクリックし、パスワードを入力する。どの注文について、どのような問題が発生したのでメール・電話・チャットのどれで連絡を取りたいか、という入力ができる。電話番号を入力してかけてもらうことさえ可能。この時点で割と感心する。あのページは使いやすい。

もっともさすがは Amazon さん、サポートセンターも多忙のようでかけてもらったはいいが繋がるまでにずいぶんと待たされた。サポート依頼ページにすぐ電話するか、5分後にするか、2つのボタンがあって違いがよく解らなかったためにすぐ電話してもらったのだが、もしかして5分後にすればサポートが空いてからかけてもらえたのだろうかと考えるぐらいには繋がらない。

それでも待てばどうにかなるものだ。不意に流れていた保留音が途切れ、ヒトの声が聞こえてきた。カスタマーサポートだから女性だと思い込んでた、申し訳ない。

とても丁寧で物腰の低い語り口で、何度か状況確認は挟んだがスムーズに再送の手続きを取ってくれた。にーちゃん本当にありがとう。「またゆうメールなんでしょうか? 同じコトになったらと思うと……」と訴えたら「ご心配になりますよね」と理解を示してくれたにーちゃんありがとう。ただ配送業者の選択はできないらしいので運を天に任せるのみである。

そして予約特典と初回生産限定特典は失われた。ちくそう。特別版ではないので値段が同じであり、返金は発生しない。ちくそう。

しかし、誤配にしても窃盗にしても箱版ボダラン2なんてどうするんだよ。箱版だぞ箱版。箱に対する不適切なコメントがあったことをお詫びしつつ、むしろ近所に箱版ボダラン2が欲しいヤツなんているんなら面と向かって話にこい、フレンドになろうぜ。

というわけで Amazon プライムの加入を考えたという話である。お急ぎ便はどうせそれほど変わらないだろうからどうでもよいのだが、お届け日時指定便が無料というのは魅力的である。どうせ平日はほぼ受け取れないのだし、だいたい日時を指定したらメール便にならないだろ、たぶん。

こんな事態に陥ったのは初めてだが、何度も何度もこんなコトになったら次に疑われるのはわたしだろうしな、少しでもリスクは減らしておきたい。そしてにーちゃんの接客が好かったので多少ならお布施してもいいかなと思ったわけだ。サポートって大事である。