また不着?

諸事情により知らない方から封書が届くことになっていた。わたしはその中身に必要事項を記入して送り返す。相手は本当に全く知らないのだが、紹介者はそれなりに信用できるので問題はないはずである。いつ届くのだろうと思いながら日々を無為に過ごしていた。

すると電話が鳴った。あと2日で締切となるが投函済みかと。

耳を疑った。そんな封筒は見た覚えがなかったからだ。確かに、もう届いても可笑しくない時期だとは思っていたのだが。

思わず正直に「わたしの見落としか不着かと」と云ったところ、「大きな封筒ですので……」という返事。

またか! また大きな封筒が届いていないのか! わたしは郵便屋の機嫌をそんなに損ねるような真似をしたのか! それとも盗人が近所にいるとでもいうのか! それとも大きな封筒を認識しないような障害がわたしに発生しているのか! ソレはあり得る! 最後のソレは大いにあり得るぞワトソン!

そんな話を披露しても仕方がないので、書類の再送を頼んで電話は切った。

当たり前のコトながら、もっと気軽に簡易書留を使っていこうと心に決めた昼下がりである。