ゲームの武器に鎌があればとりあえず使ってみるよ

日記やブログへコメントするには、わたしにとって高いハードルがある。思ったこと感じたことを書こうか書くまいか迷って、最終的には止めたり別途ゲストブックへ記載してみたりする。

はてなブックマークのコメントはそうでもない。軽い気持ちで対象ページ自体をブックマークし、タグとコメントを添える。

何故だろうと考えた。

ブックマークページというのは、言わば我々の集合知によって形成された、神々の船である。いま、神の視座に立ち下界を見下ろすこととなった我々は、あらゆる事象に対して審判を下すことができる。
これはひどい。」
「これはすごい。」
まさに縦横無尽、無人の野を行くが如しである。

そこが自分の領域なのかどうか。その要素は大きいように思った。

他人様の日記やブログは謂わば秘密の花園である。小説は未読、アニメを少し見たことがあるだけなので間違いなく誤った喩えだけれども気にしない。そこは所有者の庭なのであって、わたし如きが踏み荒らすのはひどく烏滸がましい行為に感じるのだ。

そのため他所様の園へ分け入る場合には、それが美観を損ねないよう注意を払い、可能な限りの花を添える、という方針をいま掲げている。しかし、その試みが成功しているかどうかは、神のみぞ知っている。というか失敗してる気しかしない。

はてなブックマークはその点、飽くまでもはてなという第三者のページであってブックマーク対象であるページの所有者とは関わりがない。それゆえ、気楽なのだろう。

もちろん、自分のダイアリーや呟きにコメントをいただくのは、荒れ果てて痩せた不毛の地へお世話いただくようで言葉もないほど有り難いコトである。

ザキヤマは人見知り芸人たちを前にして「人見知りの皆さんは、嫌われちゃうって思ってるんでしょ? 嫌われちゃうってことは、嫌われてないと思ってるんですよ。もうすでに、嫌われてるんですよ?(人見知りの人はまだ)嫌われてないと思ってるという傲慢さがあるんです」と言い放った。